『空想科学読本』おすすめの面白ネタ!

日本人よ、科学せよ!『空想科学読本』おすすめの面白ネタ!

アニメや漫画の世界を面白おかしく科学で解明する、私が愛してやまないサイエンスバラエティーの名著、柳田理科雄(ヤナギタ リカオ)大先生の「空想科学読本」です。

初めて「空想科学読本」読んだのは確かまだ小学生のころだったと思います、もともと算数や理科が好きだった私はこの本の魅力にどっぷりはまりました。

そして先日ふらっと立ち寄った近所のブックオフでたまたま発見、懐かしさのあまりつい大人買いしてしまいました。

 

おもち
おもち

こんなん読んでたらブログ書けなくなるで

家おじさん
家おじさん

だからブログのネタにしようかなぁ~って・・・

 

ということで今回は、久しぶりに読み返してみた「空想科学読本」の中から、きっと誰かに話したくなるのような面白いおすすめの話を紹介します。

 

空想科学読本とは

空想科学読本 1 [新装版] ((空想科学研究所の本)) (日本語) 単行本

 

口から火や光線なんて吐けるのか?

 

タケコプターで人は飛べるのか?

 

などの誰もが一度は思ったことがあるであろう疑問や

 

アニメや漫画などの空想世界で最も強いキャラクターは誰?

 

といったある意味禁忌とされる話題について、筆者である柳田理科雄が独自の考察を科学的見地から行ったものを著した本。

科学的な考察力はもちろんなんですが、柳田先生の文章力も素晴らしく、その独特な言い回しについ笑ってしまう部分が多々あります。

 

 

シュールな参考図(挿絵)もまたこの本の魅力の一部。

 

家おじさん
家おじさん

ちなみに柳田理科雄は本名なんだって

 

おすすめの面白ネタ

私の大好きな「空想科学読本」シリーズから、読んでいて本当に面白かったおすすめの話をいくつか紹介します。なるべくネタバレは控えめの方向で書かせていただきました。

タイトルの時点でかなりネタバレなんですけどね(;^ω^)

 

必殺技・ウルトラ水流は、北半球を氷河期に追い込む!

ウルトラマンのマイナーな必殺技「ウルトラ水流」を使うと、こんなことが起こるかもしれないということを考察した回。

作中ではウルトラマンはこの技を使い、石油コンビナートの大火災を消火するらしいのですが、そのときの様子やかかった時間からどんな技だったのかを推定し、その結果とんでもない大惨事が起こると予測した。

 

ウルトラセブンがマッハ7で飛ぶと、たちまち体が裂ける!

物体が音速を超えて飛行する際に発生する衝撃波の恐ろしさについて、軒並み音速で飛行するアニメや漫画のヒーローたちに説く話。

そのオチとしての解決策もなかなか笑えました。

 

消える魔球を投げるとき、星飛雄馬の顔に雷が落ちてくる!

超人的なヒーローや怪獣などが出てくるものだけでなく、野球を題材とした漫画「巨人の星」の消える魔球(大リーグボール2号)についてまでも考察しています。

一見して不可能のように思える消える魔球をどうすれば投げられるのか、あくまで科学的に真摯に追求していった結果、最終的には「雷が落ちてくる」というとんでもない結末を迎えることになります。

 

空想科学世界で最も強いのは誰か?科学が導く驚異の結論。

「空想科学の世界において最も強いのは誰なのか?」という疑問をなんとか解決すべく、柳田先生独特の観点から考察をする回。

そもそも強さの基準が明確にできないことに頭を悩ませていたところ

『原色怪獣怪人大百科』(ケイブンシャ)をひもといてみたところ、目が覚めるような記述を発見した。「ゴジラの尻尾は、ジャイアント馬場の5万倍」「ラドンのチョップはジャイアント馬場の2万倍」だという。

※空想科学読本2「空想科学世界で最も強いのは誰か?科学が導く驚異の結論。」より引用

という文献を発見し、あろうことかすべてのキャラクターたちの強さを、ジャイアント馬場と比較して考えるという暴挙に(笑)

ジャイアント馬場1人の仕事量を1ジャバとし、各キャラクターたちの能力から「こいつは何万ジャバ」というふうに算出し、最も強いものを決めるという、本当に柳田イズムの詰まった最高の神回でした。

 

空想科学読本BEST版

まだまだおすすめの面白い話はたくさんあるのですが、最後に空想科学読本のBEST版の紹介をしておきます。

 

・読者の人気の話をまとめたBEST版「金の空想科学読本」

 

・柳田先生の自選BEST版「銀の空想科学読本」

 

興味を持たれた方はこちらのBEST版がおすすめです。

 

最後に

いかがでしたでしょうか、今回は私の大好きな本「空想科学読本」のおすすめネタの紹介になりました。

この本は一部では「子供の夢を壊す本」だなんて批判されることもあるそうですが、当時の漫画大好き少年だった私にとっては、夢を壊すどころか逆に科学という夢を与えてくれた、本当に素晴らしい本でした。

私はこの本のおかげで「考える」ということをより深く行うようになりました、それまで盲目的に信じていた道徳を疑うようになれました。

あらゆる問題に対して主観的な正義を捨て、普遍的で公平な科学に則った考え方をできる人間になりました。

おかげで個人の道徳を絶対的な正義と信じて疑わない一部の人間からは「冷たい人間」だと、勘違いされるようにもなりました(笑)

ですが物事を深く考えれば考えるほど、いかに科学というものが公平で、いかに道徳や正義といったものが不公平なものであるか、ということに気が付きます。

人間は弱い生き物です、盲目的になにかを信じることで心が安らかになることもあるでしょう、しかし真実はいつも科学の中にしかありません。

私はこれを本当に声を大にして言いたい、人類よ

 

Don't feel, Think!!

 

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